製版機メンテナンス 洗い出しブラシ編
製版機のメンテナンス情報の第一弾、今回は洗い出しブラシのメンテナンスについてお伝えいたします。
洗い出しブラシは、樹脂版製版の上で重要な役割を担っています。
メンテナンスを定期的に的確に行うことで、印刷に最適な樹脂版の製版及び洗い出しブラシの寿命向上に寄与いたします。
今回は概要をお伝えいたしますので、詳細については担当営業に問い合わせいただければと存じます。
1.洗出しブラシのチェックをしましょう
まず、洗い出しブラシをチェックしてください。
⇩ 新品のブラシです。
⇩ 使用し始めたブラシです。
⇩ かなり使用したブラシ *交換時期を過ぎています。
2.洗い出しブラシのメンテナンスについて
洗い出しブラシのコンディションを保つために以下の作業をお願い致します。
・洗い出しの水については、以下の数量を現像処理しましたら交換してください。(早めの交換をお勧めいたします)
D Type A3サイズで10枚程度(WF95D2J、GL-L9D等)
T Type A3サイズで6枚程度(WF95DT4、GL-L9T等)
・交換時に洗出しブラシの毛の間に詰まっている樹脂カスを下記のようなブラシで掻き出すようにして、樹脂カスを出来るだけ取り除いてください。
この作業は主にD Typeを多く製版している製版機に必要な作業です。
3.洗い出しブラシの交換時期について
洗い出しブラシは消耗品です。メンテナンスをしていただいても交換しなければならない時期は必ず来ます。
洗い出しブラシの状況を弊社営業に確認させていただければ、まだ使用できるかのアドバイスをさせて頂けます。
4.まとめ
洗い出しブラシの状況によっては樹脂凸版が印刷に最適な状況にならない可能性があり、損紙の増大、印刷機稼働時間ロス等になりかねません。
製版のかなめの一つである洗い出しブラシのコンディションについては、十分注意されることをお願い致します。
次回以降引き続き製版機のメンテナンス情報をお伝えしていきます。
また、ご要望がありましたらメールにてご連絡いただければと存じます。
何卒、よろしくお願いいたします。